DIYを始める方に必見 塗装作業のポイントや正しい工程

HOW TO シリーズ

塗装をするとき基本的なことを知らないために思わぬ失敗をしたり、
きれいに仕上がらなかったりします
また作業の能率が悪くなることもあります

そこで、 コツを知っていれば作業がスムーズにできるという塗装のポイントをまとめてみました

塗装が失敗したり、思った色じゃなかったりすると、作成した物が台無しになります
これからDIYを始める方に読んで頂けると幸いです

 

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塗装のための準備

養生(マスキング)をする

塗料がついたら困るところはあらかじめマスキングテープ、マスカーなどで養生しておきます

・マスキングテープ

出典:Amazonより

・マスカー

出典:Amazonより

細かい箇所はマスキングテープを使用

ドアハンドルや鍵穴、丁番、取り外すのが面倒なところや元々取り外せない金具などが付いているところを塗装する際に塗料がつかないようにマスキングテープを貼ります

 

広い面はマスカーや新聞紙を使用

床面など広いところはマスカーを貼ってシートを広げ養生します
新聞紙を養生用に貼るときはマスキングテープで床に止めておくとすべらず安心です

 

塗料をよく混ぜる

塗料は容器の中で沈殿または分離していることがあります
蓋をあけて割り箸や混ぜ棒などで缶の底からよく混ぜ、中の色が均一になってから使います

 

1.塗料を振る
あける前にしっかり振ります

2.缶をあける
蓋は缶オープナーなどであけます
※自分はマイナスドライバーを使用することが多いです

3.塗料を混ぜる
容器を開ける前にしっかり押さえてかき混ぜます

 

 

ハケの上手な使い方

新しいハケを使うときは、できるだけ抜け毛をとっておくことが大切です
いきなり使いはじめると塗装面に抜け毛がついて見苦しくなります

出典:Amazonより

・新しいハケをおろす場合
ハケ全体を手でしごいて抜け毛を取除きます

 

・ハケに塗料をつける
ハケ全体に塗料をつけるのではなく、ハケの3分の2くらいまでつけるのがコツです
容器のふちで余分な塗料を落としてから塗ります

 

木部を塗る

塗る前に木部の塗装面をきれいに整えてください
塗膜はとても薄いの
で表面に粗さがあるとその状態で仕上がってしまいます


きれいに仕上げ
るコツは2度塗りです
1回目の塗りが乾いた後にもう一度塗ります
ムラ
やかすれがなく良い色合いなります

 

塗料の種類もまとめてあります

基本の手順

1.サンドペーパーで下地を整える
240番程度のサンドペーパーで表面を平らに仕上げます
広い面は木材にサンドペーパーを巻きつけて削ると全体が平らに仕上がります
または電動サンダーなどを使うと綺麗に仕上がります

出典:Amazonより

 

2.細かい場所をスジカイバケで塗る
はじめに裏面や隅、側面などの細かな部分をスジカイバケを使って塗ります

出典:Amazonより

 

3.広い面をコテバケやローラアーバケで塗る
コテバケを使うときは引く側を少し浮かせて塗るとなめらかにハケを動かすことができます

出典:Amazonより

 

4.塗装面を乾燥させる
塗料容器に記された乾燥時間まで表面を乾かします
乾燥中は塗装面にほこりがつかないようにします

 

作業を中断するときは

ハケやローラーバケは塗料がついたまま放っておくとすぐに表面が固まってしまいます

・ハケをつけておく
塗装を中断するとき、 水性塗料を使ったハケは水につけてください
油性塗料を使ったハケはペイントうすめ液につけてください

出典:Amazonより

・ハケをビニール袋に入れておく
短時間の中断なら、ビニール手袋にくるんだり、
マスカーなどのシートやサランラップなどでに包んでおくと固まらずに済みます

 

屋内の壁を塗る

広い面を塗りますので、床や近くにある家具などは塗料がつかないように養生します
天井まで塗るときは脚立も忘れず準備しましょう
壁紙
の上に塗る場合ははがれなどをあらかじめ壁に密着するように補修しておきます

基本の手順

1.天井や壁の隅をスジカイバケで塗る
壁の隅はスジカイバケを縦に動かして塗ります

2.広い面をコテバケやローラリーバケで塗る
ローラーバケで壁にWの字を書くように塗料を塗ります
※壁面など広い部分を塗るとき、始めからタテに塗り進めていくと、塗り始めのところは厚く塗料がつき、塗っていくうちに薄くなり均一に塗ることができないため、Wで塗っていくのがポイントです

3.壁全体を均一に2度塗りする
ローラーバケを上下に動かし全体にムラが出ないように均一に塗ります
1回目が乾いてからもう一度塗ります

4.養生をはがして乾燥させる
マスキングテープは塗料が乾く前にはがします

 

塗装作業のポイント

・雨の日、寒い日には 塗装をしない
温度が高い雨の日は塗膜が白く濁ったり、なかなか乾かないなど、失敗の原因になります
できるだけ晴れた日を選んで塗装をおススメします
晴れていると塗料の乾きが早いです

・色を鮮やかに仕上げる
色をきれいに鮮やかに仕上げたいときは、1回目に白を塗っておくのがコツです
白が乾いてから
目的の色を塗ります
※下地を作ってから、塗ると鮮やかに仕上がりますが、木目が見えにくくなったり、わざわざ白い塗料を買うのももったいない感じがして自分は白を塗ってから塗装を行うことは少ないです

・一度に塗料を厚く塗らない
塗料は一度に厚く塗ると、中が乾かずシワやヒビ割れができることがあります
薄く2回塗るのがポイントです

・あらかじめ塗る面をきれいにする
塗装面が凸凹になってるとそのままの粗さで仕上がってしまいます
サンディングはしっかり行っておきましょう

 

塗装作業の後始末

ハケの洗い方と保管方法

ハケは洗って保管しておくと何度でも使うことができます
ローラーバケや
コテバケも同様の手順で後始末してください

作業の流れ (水性塗料を使った場合 油性も作業の流れは同様です)

1.残った塗料をこすり落とす
ハケに残った塗料は古新聞紙などにこすりつけてよく落とします

2.水で洗い流す
バケツ等に水を入れてハケを手でしごきながら塗料を洗い落とします

3.日陰で乾燥させる
ハケ毛が下になるようにして日陰で乾燥させます※油性塗料には溶剤を使用
油性塗料の場合はペイントうすめ液で洗ってください

 

余った塗料の保管と処分

水性塗料はきっちり蓋をしておけば大丈夫です
ただし水を加えたものは
水が腐ってしまうので早めに使用してください
塗料をうすめるときは必要量を別
の容器に移して使います
油性塗料は空気に触れると固まるのでペイ
ントうすめ液を少し入れ、混ぜずにそのまま蓋をしっかり閉めておきます

・密閉して保管
缶の蓋は木材などを当てて、 全体を均等に閉めます

 

・捨てる際は固化剤を使用
余った塗料やハケを洗った水は、固化剤を使って、 塗料を固めて捨てます
水と分離した固化剤は燃えるゴミとして処分できます

※燃えるゴミについては各自治体のルールに従ってください

出典:Amazonより

 

まとめ

DIYを始める方に必見 塗装作業のポイントや正しい工程についてまとめてみました

これからDIYを始めようかと思っている方に読んで頂けると嬉しいです

まとめてみましたが、塗装方法は自分のやり方があると思いますので、自分の塗装方法でDIYを楽しんで頂けるといいと思います

最後まで読んで頂きありがとうございました

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