木材、金属、レンガ、タイル、塩化ビニール、発泡スチロール、プラスチックなど
ホームセンターには、 DIYに利用できるたくさんの材料が多いです
目的もなくブラブラしているのも、楽しいです
切断、 穴あけなど、基本的な加工を上手に行うためには、素材に合わせた最適な工具を選び、
正しい方法で使うことが大切だと思います
工具の選び方や使い方をまとめてみました
これからDIYを始める方に読んで頂けるといいなと思います
木材を加工する
基本の加工
加工がしやすい木材は、もっとも一般的なDIY素材です
基本の工具さえあれば、誰でもすぐに日曜大工をはじめることができます
また、ホームセンターによっては木材のカットサービス(有料)もあります
※1カット50円でカットしてくれる店舗が多いです
※店舗によっては、数枚をまとめて切ってくれるので木材カットはそこまでかかりません
車に乗らない長さの木材などを、木材をカットして貰えるので助かります
切る(ノコギリ)
木材を切るにはノコギリを使います クランプで材を固定して作業すれば、
まっすぐきれいな直線切りができます。
※さらにきれいにカットする場合はガイド付きのノコギリなどありますので、
そちらを使用するとさらにまっすぐきれいな直線切りができます
穴をあける(キリ、ドライバードリル)
小さな穴をあけるにはキリを使います。
大きくてきれいな穴をあける場合は、ドライバードリルを使うと便利です。
※キリで穴をあけるのは、大変です 薄い板などはキリで穴をあけられますが、
1×4など厚さがある木材はドリルドライバーで穴をあけた方が簡単です
研磨する(サンドペーパー)
ささくれ立った材の表面をならしたり、塗装前の下地作りをするにはサンドペーパーを使います。
粗さの違う3~4種類を用意しておきましょう。
木材を接合する
木材同士をつなぎ合わせるには木ネジかクギを使います
いずれの場合も、強度を確保するには木工用接着剤を併用します
木ネジやクギの長さは、木材の厚さの2倍ぐらいを目安にして選びます
これよりも短いと十分な強度が保てせん
ネジで接合する
木材にネジを締めるには電動ドライバードリルを使います
木割れを防ぐために、あらかじめキリやドリルドライバーで下穴をあけるか、
先割れタイプのネジを使用しましょう
※先割れタイプの木ネジを使用しても木割れする時がありますので、下穴を開けた方が木割れしにくいです
ドリルドライバー + 木ネジ
木材の厚さや長さに適した木ネジを使います
クギで接合する
カナヅチひとつで作業できる利点があります
材質はさびることで接合力がアップする鉄のほかに、
水まわりなどさびをきらう場所で使用するステンレスなどがあります
※薄い木材を固定する際に使用することが多いのですが、ボンドなどで接着してから使用した方がいいです。 クギだけで固定をすると、木材部分のクギが抜けます
カナヅチ + クギ
丸クギのほかに、保持力の高いスクリュークギなどもあります。
素材は鉄やステンレスが一般的です。
金属を加工する
金属を切る
鉄パイプや金属の板は、 金属専用のノコギリで切断加工することができます。
フレームに刃を渡した弓ノコタイプが一般的です。
金切りノコが1本あると、工作や粗大ゴミの解体に役立ちます。
金切りノコ
金属を切断するためのノコギリで、 「鉄ノコ」とも呼ばれます
木工用のノコギリとは逆で押すと切れますで、クランプなどの固定が必要です
切断面が粗く、尖ったバリが残ることがあるので、必ず棒ヤスリで研磨しましょう
金属に穴をあける
金属への穴あけ作業には、ドライバードリルを使います
専用のドリルビットを装着して作業してください
薄い金属板の場合は端材を下にはさんで穴をあけると金属板が変形しません
加工したい金属板を捨て板となる木材と重ねてクランプで固定して穴あけします
はじめにポンチなどで穴の中心に凹みをつけておくとドリルの軸がブレません
ドリルドライバー + 鉄工用ドリルビット
金属板に穴あけする場合は、 鉄工用のドリルビットを使用します
鉄工用ドリルビットは「鉄用」と「ステンレス用」など、対象の素材ごとに違います
また、穴の径に合わせてビットを選んでください
金属を研磨する
金切りノコで金属を切断すると、 加工面に尖ったバリが残ります。
そのままでは危険なので、棒ヤスリを使ってきちんと削り落としておきましょう。
棒ヤスリ
棒ヤスリには「鉄工用」のほかに「木工用」 やどちらにも使える「万能用」などがあります。
金属を接合する
金属同士を接合するには、ドリルネジを使います
接合する材にドライバードリルでネジの径より少しだけ小さい穴をあけたうえで、ネジを締めて接合します
また、材料にボルトを通して裏側からナットで締めつける方法もあります
ドリルネジ
金属の接合でもっとも一般的な、先端がキリ状になったドリルネジの場合、 あらかじめ下穴をあける必要はありません
レンガを加工する
レンガを割る
レンガで花壇などを作る際、段ごとにレンガを互い違いに並べるためには、両端のレンガを半分に割って使う必要があります。 そんなとき、タガネとハンマーを使えば、レンガを簡単に割ることができます。手作業で割ったとは思えないほど、切り口がきれいに割れます。
作業の流れ
- レンガ表面の切断したい箇所にエンピツで線を引きます
ぐるっと1周するように、4面すべてに印を付けてください - 線に垂直にタガネを当てて、ハンマーで軽く叩いて溝を掘ります
4面に溝を掘ったら、強い力で一気に叩いて割ります
タガネ + ハンマー
レンガにタガネを当ててハンマーで叩いて溝を掘ります
ハンマーは少し重い方が作業しやすいです
タイルを加工する
タイルを割る
水まわりの壁や床に貼りつける陶製のタイルは、
施工場所の面積に合わせてサイズを調整しなければなりません。
専用のタイルカッター使えば、簡単にタイルを割ることができます。
タイルカッター
タイルカッターは、タイルの表面を削って浅い溝を掘るための道具です
溝掘りしたタイルは、力を加えると割れます
溝を掘ったうえで、ゴムハンマーなどで衝撃を加えても割れます
作業の流れ
- タイルの表面にタイルカッターで溝を掘ります
直尺をガイドにして、タイルカッターを何回かすべらせてガリガリと削ります - 反対側のツメではさみ、ゆっくりと力をかけるとタイルが割れます
割れなければ無理をせず、再度カッターで溝を深く掘ります
塩化ビニール製パイプ(塩ビ管)を加工する
塩ビ管を切る
雨どいや排水パイプの素材として使われる塩ビ管は、専用のノコギリを使って切断します
※普通のノコギリでも切れますが、切ったあとにノコギリの刃に塩ビ管のカスがくっ付いて、取るのが面倒です
使い方は木工用ノコギリとまったく同じです。
塩ビ感を切断する場合、引きはじめに刃がすべりやすいので刃がブレないように注意が必要です
塩ビニール製パイプをカットして作成した際の記事です
塩ビ用ノコギリ
塩化ビニールをはじめ、アクリルや樹脂素材を切断するためのノコギリです。
木工用のノコギリと比べて刃の間隔が狭いのが特徴です
発泡スチロールを加工する
発泡スチロールを切る
ポリスチレンを発泡させた発泡スチロールは、
電化製品の緩衝材や食品トレイなどとしておなじみの素材です
軽くて加工がしやすいので、工作などに幅広く利用できます
切断するには、専用の発泡スチロールカッターを使用します
切りたい線に合わせて、ゆっくりと動かして切り進めます
刃物では加工が難しい曲線や複雑な形もきれいに切れます
発泡スチロールカッター
発泡スチロールを電熱線で溶かしながら切る、専用の工具です
カッターナイフよりもきれいにカットができて、切りくずも出ません
プラスチックを加工する
プラスチックを切る
看板や工作用の素材として利用されるアクリルなどのプラスチック板は、
専用カッターを使ってきれいに直線切りすることができます。
プラスチックカッター + 直尺
刃が厚くて先端がカギ状になった、プラスチック専用のカッターナイフです
直尺は刃の横すべりを防ぐカッターガイド付きのものがおすすめです
直尺に沿ってプラスチックカッターで溝を掘るように削ります
ある程度が深くなったら、力を加えて板を割ります
尖ったバリでケガをしないようにヤスリで磨きましょう
まとめ
目的と素材に合わせた工具の選び方と使い方です
これからDIYを始める方に読んで頂けると幸いです
分かりにくい部分があるかと思いますが、DIYレベルが中級者~上級者の方には、当たり前で知っている内容だと思います
まとめた内容でこれから始めようと思っている方の力になれればいいなと思います
最後まで読んで頂きありがとうございました
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