さまざまな電動工具を利用することで、あらゆるDIY作業がもっと手軽に行えます
工具を使用することでより正確に加工ができ、より効率的に作業ができるのが電動工具のいい点です
”怖い” や ”難しそう”と思うかもしれませんが、家具の組み立てなどでプラスドライバーなどを使用することはあると思いますが、電動のドリルドライバーを使用すると効率的に組み立てられるかと思います
これから初めてみようと思う方のために電動工具の基礎知識をまとめてみました
よかったら最後まで読んでみてください
ドリルドライバー
ドリルドライバーの基本性能
①ビット
→ドリルドライバーに装着する先端工具 ネジ絞め用や穴あけ用などがあります
②クラッチ
→ネジの絞めすぎを防ぐ機能 設定した数字が大きいほど締めつける力が強くなります
③スイッチ
→スイッチを押すと回転し離すと停止します 力加減に応じて回転速度も変化します
④正逆転切り替えスイッチ
→ネジを回す方向を切り替えます 力加減に応じて回転速度も変化します
ビットの種類
先端工具のビットは、ネジ絞め用のドライバービットと穴あけ用のドリルビットの2種類です
+(プラス)と-(マイナス)のドライバービットは、ネジの大きさに合わせて適したサイズを選びます ネジにプラスドライバービットをはめてみて、選ぶとわかりやすいと思います
ドリルビットには、ネジ下穴専用の下穴ビットや金属板の穴あけに使う鉄工用ビットなど様々な種類のビットがあります
まとめ
先端工具のビットを交換することで、ネジ絞めと穴あけという2つの作業を行える電動工具がドリルドライバーです
スイッチを押すだけで長いネジを難なくねじ込むことができるので、何本ものネジ絞め作業が必須の工具といえます 幅広い作業に使えるうえに、扱いが比較的簡単なドライバードリルは初心者が初めに購入するのにおススメの電動工具だとおもいます
インパクトドライバー
インパクトドライバーの基本性能
①ビット
→ 六角軸のビットを装着します
②スイッチ
→ 押すと回り、離すと止まります
③正逆転切り替えスイッチ
→ ネジを回す方向を切り替えます
まとめ
回転力が強いインパクトドライバーは、大きい物を作るときや硬い木材などパワーが求められる場面での使用が多いと思います
ドライバードリルに打撃性能を加えた電動工具です カナヅチで叩くように、ネジに打撃を加えながら回転するので硬い木材、長いネジを連続して絞めることができます
パワーが必要なDIY作業に向いています ドライバードリルと違ってクラッチ機能はありません
また細いネジを締めたり穴あけしたりといった、精確性が必要な作業にはおススメできません
サンダー
サンダーの基本性能
①スイッチ
→ オンとオフを切り替えます
②ダストケース
→ 研磨作業で出る木クズを集めることができます
③パッド
→ 専用のサンドペーパーを取り付けて使用します
→ パッドが高速振動することで木材の表面を研磨します
サンドペーパーを取り付けたパッドが振動して木材を磨く電動工具です
塗装前の研磨などに使用します
広い面などで、手で磨くよりも早く仕上げることができます
パッド部分が四角い「オービダルサンダー」、円形の「ランダムサンダー」、三角の「デルタサンダー」などの種類があります
機種によっては、木の粉を吸い取る集じん機能付きのタイプや、ノズルを通して集じん機と接続するものがあります
オービダルサンダー
ランダムサンダー
デルタサンダー
パッドの種類
集じん機能があるサンダーには穴が開いている専用のサンディングペーパーを使用します
サンディングは、目の粗さを変えて複数回作業するのがきれいに仕上げるコツです
粗さが違う複数の種類を用意しておくといいと思います
紙やすりには裏面に数字が書かれています
60 → 120 → 240 → 400など
数字が大きくなる程、粗さが細かくなっていきます
ジクソー
①ブレード
→専用の刃が上下に動いて木材を切断します
②スイッチ
→押すとブレードが上下に動きます
→力加減を変化させることで、刃のスピードを調節できます
③ベース
→切断する材料に材料をのせてゆっくりと押すようにして切ります
ジクソーの基本性能
ジクソーはブレードが上下に動くことで、木材を切断する工具です
ノコギリよりも高速で切れるうえ、ノコギリにはできない曲線切りができます
板の角を丸く落としたり、窓抜きをしたりジグソー切断できる木材の厚さは機種やブレードの種類によって違います 製品によってはブレードを前後運動させて切断能力がアップするオービダル機能が搭載された機種もあります
充電式タイプの方がコードが邪魔にならず、曲線など切りやすいと思います
ブレードの種類
木工用のほかに金属用やプラスチック用もあります
また直線を切るための厚刃タイプや曲線を切るための薄刃タイプがあります
チャック(付け根部分)の種類
チャックの形状は2種類あります
製品によって装着可能な形状が決められているので確認して選んでください
ちなみにストレートタイプとT型タイプとよばれるものがあります
丸ノコ
丸ノコの基本性能
①チップソー(ノコ刃)
→細かいギザギザがついた円盤状のノコ刃です
→安全用のカバーで覆われているたっめ、作業時以外の刃の露出はしません
②スイッチ
→押すとチップソー(刃)が回転します
③ベース
→切断する木材にベースを押し当てて、ゆっくりと丸ノコ本体を前進させて切断します
④角度調節ネジ
→刃に対するベースの角度調節することで斜め切りが可能になります
交換刃の種類
専用刃のチップソーの直径はすべて共通で、木材、金属、塩ビなど素材別に使い分けるのが基本です
まとめ
チップソーと呼ばれる円盤状の刃を回転させて木材を切断します
直線をきれいに切断する能力に優れている丸ノコは、より正確な切断が求められる家具作りなどに活躍します
初心者にとっては、やや危なそうという印象を受けますが、取扱説明書をしっかり読んでルールを守って作業をすれば、決して難しくありません
切る際の音が大きく、木材の粉がたくさんでますので、作業環境は屋外での使用をお勧めします
※チップソーの交換や角度調整ネジなどを調整する際は、全体にコンセントやバッテリーを外して、起動しないようにしてから、行ってください
トリマー
トリマーの基本性能
①スイッチ
→スイッチを押してビットを回転させた状態で木材に当てて加工します
②ベース
→ベースを木材に密着するように当てて堀削します
→ベースの高さを調整することで掘り込む深さを調整できます
③ビット
→本体下部に装着し回転してベースから出ている部分で、木材を削り取るように加工します
ビットの種類と用途の違い
トリマービットは、穴や溝を掘るのに使う穴堀り用と、面取りを行う面取り用ビットの2種類に大きく分かれます 面取り用ビットは、出来上がりのデザインごとに形状が異なります
面取り用ビット
飾り面取り用のビットにはさまざまな形状のものがあります
これは一番オーソドックスな、曲面に仕上げるボーズ両面ビットです
穴掘り用ビット
板の表面に穴や溝を掘るためのストレートビットです
穴の深さは、ガイドの高さ(=突き出したビットの長さ)で調整します
まとめ
木材の堀削加工ができる電動工具です 面取り、溝堀、飾り彫り、ホゾ組みなどの作業に役に立ちます
面取りや飾り彫りを施すことで、DIY作品が格段にグレードアップすると思います
より正確な細工をするためには、専用のガイドを併用する必要があります
電動工具を選ぶ際のポイント
電源の種類
充電池を搭載したコードレス製品はコードが無い分、楽に作業が行え場所も選ばないのがいい点です
コンセントに差して使用する製品は、事前の充電が不要で作業中のバッテリー切れの心配もなく、出力も安定しているのがいい点です。
使用する工具によってコードレス製品やコード製品を選ぶと良いかと思います
ちなみに自分は丸ノコやトリマー、ジグソーは屋外で使用することが多いと思いコンセント式にしています
ドリルドライバーやインパクトドライバーは充電式です
ブラックアンドデッカーのマルチツールも使用しているので、コードレスの製品を一通り持っていますが、コードレスは場所を選ばないので使用が楽です
マルチツールをまとめた際の記事です
重量
工具が重いと力が弱い人にとっては使いづらく感じるかと思います
充電池の種類などにより、製品ごとに重量は大きく差があるので、売り場で実際に確かめてから購入した方が良いかと思います
※ネット購入する際はで工具の重量が記載されていますが、持ってみないとスイッチの位置や取手の太さなどわからないことが多いと思います
作業音
工具を使用したときの音の大きさも大切です
住宅街や集合住宅などで、騒音問題になりかねませんので、ホームセンターの店員さんに確認するか
試しに使用させてもらうなどして、使用した方が良いかと思います
※ちなみに自分はお隣さんが外出時や、どうしても今やってしまいたい時は、お隣さんに一声かけてから行っております
最後に
他にも色々な工具があります
これから始める方には持っておけば、作業が楽になり、作成した物のクオリティーも上がります
工具も安い訳ではないので、いきなり全部購入しないで、必要そうだなと思ったら購入でも良いと思います
電動工具なので危ない部分があり、恐怖もあると思います
ホームセンターで木材カットサービスもありますので木材だけカットしてもらう
木材をカットするときだけ、ノコギリを使用するなど色々できるますので自分にあった方法で使用してみてください
最後まで読んで頂き、ありがとうございました
これからDIYを始めようと思っている方の参考になればいいなと思います
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